サウンドハウス

 

Not for Sale

Tobias 5St Model T  1990年製 バーバンク期
ボディ:バーズアイメイプル
ネック:メイプル3P
指板:ローズウッド
ナット:ブラス
ペグ:Tobias(シャーラー?)
ブリッジ:シャーラー3D
FrontP.U:バルトリーニ
RearP.U.:バルトリーニ
コントロール:NTBT
塗装:ラッカー
インレイ:白蝶貝

ネックシェイプ:薄いDシェイプ

このベースの音は以下の作品で聴けます。
昔、レーザーカラオケの録音で使用したなぁ。
覚えてるのは森高千里さんの曲くらいかなぁ。
 
Jin RiKi『トム・クルーズとサブリナ』  
Jin RiKi『See Ya!!』  
Jin RiKi『あの頃』  
Jin RiKi『日射しのリグレット』  
Jin RiKi 『Last Summer Days』  
Jin RiKi 『Scar Heart』  
   

これもアメリカで買った。新品で購入。
カッコイイ!けど、傷つけてしまった、、、。
バルトリーニPUとプリアンプ。
美しいヒールレスカッタウェイ。しかし、傷が、、、。
ボディは厚め。小さいけど重い。
ヘッドが薄い。大丈夫か?
ヘッドのデザインも良い。
Tobiasのロゴ入りのペグ。ゴトー製?
シリアルは083。


このベースは1991年頃にアメリカで新品で購入したもの。最近のTobyProじゃないよ。
色もデザインも完璧!これを買ったお店は高級品ばかり扱っていて、他にはPRSや見た事ないメーカーの楽器が
あった(他メーカーは忘れた)。
フェンダーやギブソンは扱っていない。地元のプロの客が多い印象である。
ところで、このベース、オールメイプルなんです。ボディはバーズアイメイプルのチェリーサンバースト、
ネックは3Pメイプルでセンターに挟んだ木にトラ杢が若干出ている、PUはバルトリーニ。
プリアンプもバルトリーニの1V、1バランサー、Bassブースト&カット、トレブルブースト&カット。
コントロールは凄く重くなっている。
指板には小さなドットポジションマーク。ブリッジはウィルキンソン。
ネックは幅広だが非常に薄い。モデュラスのネックと同じくらい薄い。大丈夫か?
以前、録音の仕事に持って行った時、プロデューサー氏から”すごくいい音だね、”と言われた事がある。
そう、このベース、凄く良いのです。
ローBも綺麗に出るし、ライン録音時はベースらしい豊かな低音とヌケの良いトーンを出します。
アンプではまったりとした低音とブリブリした高音といった感じです。
ボディの鳴りが素晴らしくてバランスも良い、完璧なベースです。
以前、これと似た日本製のTobiasを弾いたことがあるのですが、パーツや造りが全然違ってました。
まぁ、どこ製でも良い楽器は良いのですが。
どこに持って行っても評判の良いこのベース、以前、ハードロックバンドに在籍していた時、ステージ衣装の
ベルトのバックルで塗装がハゲてしまいました。たった1ステージだったのに、、。
大体、ハードロックバンドにこれ持って行ったのが間違いだった。 極薄塗装だしな。
そういえば、弾いてると左手親指がヌメヌメした感じになるんだけど、ラッカー塗装なの?
そんな訳で最近は録音用になってます。傷がついたりするのがイヤなのでライブには使わないつもり。
ライブはモデュラスに任せよう。

右肘が乗っかる付近の美しいバーズアイ模様 アッパーウイング付近の美しいバーズアイ模様
コントロール付近のバーズアイ模様  
 
 
 
シャーラー3D5ブリッジに変更。サイズもピッタリ。 ナットが削れすぎてダメになったのでブラスナットに変更
予想通りブラスナットの音色でバッチリ。メイプルボディのプリっとした音色にキラキラ感がプラス。  
 
ココボロの板を買って友人にカットしてもらい自分でラッカースプレーしてみた。  


 
地味にロッドカバーもココボロに変更。  



 
   
 
左からバーバンク期Classic、バーバンク期ペデュラ製Model-T、Gibsonナッシュビル工場製Classic。  
 
   

追記:May.21.2002
このベースはGibson傘下になってからの初期モデルで1990年の製造らしい。買ったのが90年か91年だったと思うので出来たてホヤホヤだったのかな。
http://www.gibson.com/products/tobias/
現在、Tobiasブランドはエピフォンなどと同じ韓国で製造されています。

*追記:Jun.25.2006
このベースの素性がやっと解った!これは1990年にNewEnglandで110本だけ製造された物。
シリーズ名も、Model Tと言うらしい。
コレの直後に日本製のStanderdっていうシリーズが400本製造されてて、その日本製のは弾いた事があるがボディシェイプが微妙に違っていたのと、
何よりヘッド裏にJapanの文字が印刷されている。シリアルは打刻だが桁数などが本家ともModel-Tとも違っている。
ちなみにスタンダードモデルは木工を日本で組み上げをアメリカで行っている。ヘッド裏の写真はこちらを参照してください。
TB083と言う謎のシリアルナンバーも、110本中の83本目と言う事だったんだな。
コレはGibosn傘下なった直後Gibsonの工場がナッシュビルに移転する前、バーバンクのTobias新工房があった頃に製造されたベース。トバイアス氏もまだ在籍していた頃。
1993年にGibsonナッシュビル工場に製造拠点も統一され、それと同時にトバイアス氏と10人のビルダーはGibsonから離れたという事です。
ナッシュビルに移った当初はGibsonのビルダー達だけでTobiasベースを引き継いだのですが製造に関して色々な問題がありトバイアス氏は93年の1年間ナッシュビル工場に
監修という形で指導にあたり問題を解決したそうです。
現在のMTDのHPにこのベースの経緯が記載されてました。
『とても腕の良いNewEnglandのビルダーが造った』と書かれている。納得の出来映えです。
ペデュラで制作されたと言う記述をどこかで見たが、そう言われるとネックの3ピースの感じが似ているなぁ。ラッカー塗装もカラーのセンスも似ている。
最近、使ってなかったが、また使おうと思う。やっぱ、いいベースだよ。

2015.Jun.19
最近気がついたんだけど、このベースのボディシェイプとClassicのシェイプ、同じと思ってたらなんと!違っていた!
こっちのが細くて尖ったツノのボディで、ナッシュビル工場製のClassicはツノの尖り具合がややマイルドになってる。
本機はGibson傘下になった直後のバーバンクの2度目のTobias工房の時代の物でペデュラの工房で110本のみ制作され
トバイアス氏と元からTobiasGuitarにいたクラフトマン達で仕上げた物。
プリGibson時代の約1000本の物とは違うが貴重なモデル。

Aug.27.2015
いつもの工房にナット交換とブリッジ交換のリペアに持ち込み。
2弦以外全部のナット溝がアウトな状態になっていた。。どういう事だ??
ブラスナットにしてもらう事に。高いな。。けど、ブラスっしょ!キラキラした音色希望!
シャーラー3Dブリッジも駒見たらブラス製だったのでナットもブラスにしてちょうどいいのではないかなと。

Sep.5.2015
ナットとブリッジ交換が完了。いい音だぜ!素晴らしい。オールメイプルのプリっとした音色にブラスナットで正解!
そういえばSpectorBassもメイプルでブラスナットだったね。

先日、ココボロの板を入手したのでこのベースのバックプレートを造ってあげようと思う。
このベースと、RoscoeSKB、PRSのギターのプレートをココボロ製にしよう。

Jun.10.2016
ココボロのキャビティプレートとロッドカバーを装着。
地味にかっこいいぜ!
チェリーサンバーストボディに焦げ茶色木目調が違和感あったが、目が慣れた。
キャビティプレートは自分しか見ない所なので問題ない。


 


戻る

 

 

サウンドハウス