サウンドハウス


 

* Not for sale!! *

Tobias Classic5  1991〜1992年??バーバンク期
ボディ:ブビンガ
ウエンジ
アルダー
ネック:バーズアイメイプル
ブビンガ
指板:パーフェロー
ナット:ブラス
ペグ:Grover?
ブリッジ:Tobias
FrontP.U:バルトリーニ
RearP.U.:バルトリーニ
コントロール:2ボリューム
XTCT+ Midコントロール
アクティブ/パッシヴスイッチ
塗装:ポリウレタン
インレイ:白蝶貝ドット

ネックシェイプ:薄い非対称シェイプ

   
   


初期モデルにはポジションマークの付いたものがあった。オプションオーダーだが、このベースの24フレットにはインレイが入っていない。
入れ忘れかな?
控えめなバーズアイネック。木目の奇麗なアルダーボディ。アッパーホーンサイドに特徴的な節がある。
ブビンガトップ&アルダーバック、ウエンジトーンプレート。バーズアイメイプル&ブビンガ5Pネック。
パーフェロー指板と白蝶貝のドットインレイ。
白蝶貝のインレイ。 ベグはTobiasロゴ入り。
ネック材は柾目のメイプル。
この時期のものには電池を収納するザグリが無い。キャビティ内は銅テープのシールド処理とブラスプレートが見える。
TCTプリアンプとミッドブースト回路?が2個見える。
キャビティ内部にもヘッド裏と同じシリアルナンバーが打刻されている。
ナッシュビル製造の物とは違って2ボリュームになっている。スイッチは上でパッシヴ、下でアクティブ。これも逆になってる。
配線ミスかな??


バルトリーニロゴの無い特注ピックアップと初期のTobiasロゴ入りブリッジ。
2弦の溝位置が変で凄く弾きにくかったのでちょうどいい位置に切り直した。駒はアルミ製かな?
分厚いウエンジ(と思われる)のトーンプレート。木目とか色の黒い感じがローズウッドっぽいんだが??
塗装の白濁があってよく見えないが、、、。見た目はウエンジっぽくは無いな。何か解らない。
何故か写真には映りにくいのだが結構白濁っている。
別方向から見てもトーンプレートは真っ黒。。
地味にバーズアイが入っているメイプルネックと地味なフレイムが入るブビンガ。
激固いネック。

表裏が逆になった感じの色合いの2本。右はナッシュビル製。
ブラスナットに変更
フレット打ち込み後の姿。

 
 
 
 


Aug.26.2015

このベースを見つけてから数ヶ月悩んでしまった。悩みながら脱線して他のベースを3本も購入。。マジか!
コイツが人生ラストの購入。の筈。。
とても貴重なGibson傘下になってからのカリフォルニア州バーバンク工場2期の製造。
Gibson/Tobiasの最初のシリアルは1094で、ナッシュビルに引っ越す前のバーバンク最後のシリアルが2044。
こいつは18XXなので、多分1992年製造ではないかと。

長く悩んでいた理由は、、フレットレスに改造されていた事。自分の芸風はフレットレスではない。弾けるけどな。
そしてオリジナルがフレッテッドだったという事で購入して再度フレット打ち込みとナット作り直しとなると工賃が5〜6万ってとこかな。。
ラインドフレットレスってのが問題なんだよ。ラインの埋木を抜く行程が余計にかかるのでリペアのお値段もさらにかかる。
まず、こいつの売値が高いんだよな。希少価値を考えたらこんなものかな、、う〜ん。。。
90年製のModel-Tと96年製?のClassic持ってるからなぁ、、という事もあり、、しかし、バーバンク期かぁ、、、と。。
Model-Tはペデュラの工房で製造されたらしく、96年頃のClassicもすっかりナッシュビルGibson工場製という事でTobias氏やオリジナルのスタッフ達が触った可能性のあるベースが欲しい!と。。
Gibson製のTobiasBassもとても良くできて良い楽器だと思う。実際私のもっているClassic5はとても気持ちのよい手応えの生鳴りである。
Model-Tはペデュラのバズベースにネックとかラッカー仕上げの色合いとかそっくりだし、これもとても良い出来。
じゃぁ、本家オリジナルはどんな感じなのか!と。
ざっくり言うと、ナッシュビル製のとあまり変わらないかな?
最終的な仕上げは手作業なのでその段階で多少の角の丸みの違いとかはありますが、ほぼ同じ。と思っていたが角の先端のカット面積が大きいな。
下の短い角の先端はまん丸。
肘を置くあたりのボディトップの削り具合はナッシュビルの方が大きいかな?
ボディバックの削りもナッシュビルのが大きいな。

肝心の音ですが、、96Classicとは大分違うな。スッキリした音色。だが、フレットレスになってるのでそんなに細かい音色変化が解りにくい。。
Tobiasベースって元々フレットレスモデルってレギュラーでは無かったと思う。オーダー物でフレットレスが存在した程度では無いかと。
元々フレッテッドのイメージで材構成して組み上げた筈なのでフレット打ち込んで弾いた方が元々の雰囲気を感じられるのではないかと。
まぁ、しばらくはフレット打つお金が無いので、、貯まるまでこのままだな、、。
生音は、、解放弦の音はいい感じで響いている。フレットレスなので、、もう比較にならん。。鳴っている感じはしているが。。フレット打った状態で弾いてみたい。。

プリアンプはXTCTとミッドコントロールと思われる。2ボリューム、トレブル、ミッド、ベースとなっていて、スイッチはアクティブとパッシヴの切り替えなんだけど、
スイッチ位置の上下がナッシュビルのとは逆になっていて、スイッチ下でアクティブ。配線ミスったと思われるが、、他の同年代のはどうなっているのか。。
バランサーではなく2ボリュームになっているのもナッシュビルのものとは違う。
ピックアップも違うな。バルトリーニだけど形が少し違う。刻印無し。端っこに段差があるデザインでショルダータイプピックアップと呼ばれているヤツ。
キャビティ内部の電池を固定しておく場所がザグられていない。ナッシュビル製のはザグりがあって、そこに9V電池がピッタリはまっている。
キャビティのふたはブビンガ製。

材の違いは、、 Classicはボディが3プライになっていて、このベースは割と標準的というか、トップがブビンガ、トーンプレートはウエンジ(と思われる黒い木)、バックはアルダー。
アルダーのトーンに固い中音域アタックと速い立ち上がりというか、、う〜ん。。フレットレス状態だと微妙ではある。モコモコはしていないので聞きやすい音色かな。
ネックは控えめなバーズアイメイプルとセンターはブビンガで、なぜかフレイムが少し入っている。ボディトップは地味な杢なんだが。。
Classicモデルのネックセンター材はパープルハートが一番多く、次がブビンガ、ウエンジの順になっている。
指板はパーフェロー。
スルーネックの気持ち良い生鳴り。

ブリッジはTobiasの刻印の入ったもので、バーバンク一期のごく初期モデルにも搭載されている物。古いブリッジが残っていたのかな??
93〜94年頃のロゴ入りブリッジとは違うニッケル色の物。95年以降はゴトーやウイルキンソン、HipShotなど製造時期によって変わっている。
ペグは、、ゴトーかな?裏はTobiasのマーク入ってるけど。。バーバンク時代〜Gibsonになってからの初期はシャーラーが多かったと思う。
2000年代になってからゴトーやGroverペグも採用している。

ネックも安定していてロッド余裕ありまくり。ほぼ緩んでいる。
製造してから25年近く経過してるので余程の湿度変化などなければ大きくネックが動く事はないと思う。
てか、動かないで!ストレスでハゲちゃうから!
スルーネックで反りがでたりしたらドキドキものですな。木のネックのベースは神経使います。。

次回はフレット打ち込んでからの書き込みかな?遠いぜ。。。
死ぬまでにフレット打ち込んでバリバリ弾いてみたい。。。

Sep.5.2015
フレットレスからフレット打ち込み&ブラスナットで見積もりしてもらったら、、ざっくり7万5千円。。う〜ぬ。。ベース1本買えるね。買わないけども。
年内にはフレット入れたいな。。

Sep.24.2015
フレット打ち込みとブラスナットに変更する為に工房へ。先日のざっくり見積もりを上回るリペア代。
『勇者は痛恨の一撃を食らった』
雨の日割り引きのおかげで俺のヒットポイントは辛うじて保たれた。
ブラスナット、楽しみだな〜!フレットは幅も高さも一番大きいジャンボフレットをオーダーした。
完成予定は2週間後。死ぬ前にフレットを入れてバリバリ弾くというのは実現できそうだ。

Jun.22.2016
ブラスナット&フレット打ち込みで新品の様な弾き心地。ジャンボフレットにした。
高域から低域までバランスの良い鳴り方だ。
ちょっと固めの音質かな?ネックが激固いのとトップのブビンガも固いからな。
それにしても、このベースのネックは凄く薄い。グラファイトネックのModulusより薄いんじゃないか??
それでもネックは真っ直ぐ。トラスロッドもほぼ緩んでいる。
厚みのあるネックも好きなんだが、この弾きやすさを体感してしまうと他メーカーの薄いネックの物でもまだ厚みを感じてしまうくらい。
非対称ネックというのも大きな差が出ているんだろうな。
うちにあるTobiasのネックの細い順だと、幅の細さはModel-T、バーバンクClassic、Growler、ナッシュビルClassicの順だが、
ネック薄さはバーバンクClassic、ナッシュビルClassic、Model-T、Growlerの順になるかな?
Growlerはボルトオンだが、スルーネックの3本は生鳴りは似た感じかな。『スルーネック!』っていう中の方が振動している感じかな。
バーバンクはタイト、ナッシュビルの鳴り方は豪快だ。Model-Tはオールメイプルの音色そのもの。

Oct.8.2017
このベースにとってネックコンディションに気を使う夏が終わり一安心。
湿気が多いと逆反りになっていく怖さ。チューニングしたままネックハンガーに吊るしているのだが弦の張力が約100キロ以上かかっているにもかかわらず
湿気を吸うと逆反っていく。。。といっても僅かな順反りセッティングがド真っ直ぐになる程度なんだけどね。
それでもトラスロッドがほぼ全開に緩んでいるので逆反りのままになると困る。
音は、やっぱ少し固いんだな。リアピックアップの音量をやや下げにしてフロントメインにするといい感じかも。下げすぎるとプレベみたいになる。。
XTCTプリアンプの効きも良く多彩な音創りができる。



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